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2018年03月20日 [詳しい内容]
腹診について 太田市、足利市整骨院一番を目指して
今日は切診の1つである腹診についてお話します。
腹診は、患者さんに仰向けで寝てもらい、足を伸ばした状態で行います。
皮膚の状態や腹部の形状などを目で確認します。
次に、腹部を軽く押しながら、皮膚の湿り気や、温度などを確かめ、
さらに、腹部全体の筋肉の厚さ、薄さ、筋肉の緊張、弾力の強弱をみていきます。
健康なひとの腹は,全体的に暖かく、つきたての餅のように適度に柔らかく、上腹部が平らで、
臍の下がふっくらし、手応えがあるなどの特徴があります。
そしてお腹も、五臓と深いかかわりがあります。
真ん中は、脾、
右は肺
左は肝
下は腎
これらの場所を押したとき、痛みや硬さがある場合は、その臓器が病んでいると考えます。
それから、よくみられる腹部の証として
ストレスが溜まった時にみられる「胸脇苦満」があります。これは、肝、胆の病変に多くみられ季肋部
に充満感があり、おしても入りづらい感覚があります。
「少腹急結」はおもに左の下腹部に抵抗感、圧痛がみられます。これは、瘀血や婦人科系の病変によくみられます。
このように、お腹に触れるだけでさまざまな病変を診察できるのです。
